白井宏幸の遠くへ行こう(仮)

車や電車では気づかないあんなとこ、こんなとこ白井宏幸の視線で切り開く!!
君は同調できるか?疑問に思うか?
岸和田 城下(その3)
岸和田 城下(その3)
【道に迷おう】
 
岸和田城天守閣からの360℃のパノラマを見下ろす。海が見える、山が見える、駅が見える、電車が見える、屋台が見える、学校が見える、人が見える、家が見える、……。最近気持ちだけで文章を書く癖(といってもメールなのですが)が付いてしまい、再び、文章構成力と、他人に事柄を伝える力を再構築せねばなるまいと思いつつあります、白井です。気持ちだけで伝わる文章はラブレターだけでじゅうぶんです。
 
さて、『梅花むらさめ』を片手に、すきかけた小腹を抱えながら、ゆらゆらと歩いて大通りに戻ってみる。岸和田チャンピォンロード、まぁ、いわゆる駅前商店街です。先程天守閣から眺めたおかげで岸和田城下周辺の土地勘は掴みました。おまけに晴れているので大概の事では迷いません。
だけれども、時に道に迷う事は楽しい事でもあるのです。ふだん通らない道に行くことだとか、いつも通っている道から一つ、わき道にそれてみるだとか。景色が変わる瞬間があるわけです。道がつながる瞬間があるわけです。
 
よく公文式のCM(コマーシャルメッセージ←コマーシャルの略ではございません。コ マーシャルでは、決して。)にでてくる『難しい問題が……自分で解けた時っ!』って屈託のない笑顔のフリで言ってる子供がいるでしょ?あの感覚です。
最近の子役はうまいなぁ…。
 
そのためにも道に迷う必要があるのです。知らない事を知る、分からない事が分かる。そういう感覚を手軽に得るためには道に迷う事が手っ取り早い方法であると、昔の偉い人も言っています。
何かを思い出したときの感覚もそうなんですが、能動的に物事を忘れる事なんてできませんからね。
 
旅先で時間があれば、同じ道で帰らない事。
 
ポリシーです。旅先でなくても実行してますからね。以前家庭教師をしていた頃、我が家のある住吉区我孫子から、一駅北の長居で家庭教師をしたのち、寄り道で南港まで行った事があります。あれはもはや逃避行でした。
思えば幼少の頃から(しかし手の届く範囲に)放浪する癖はありました。
 
さて、岸和田の話。チャンピォンロードで食事をしたあと、早い話が道に迷ったわけです。結局は致命的な時間のロスをする事なく、ありえる程度の時間の無駄と引き換えにパズルの最後の1ピースを入れる快感を得られたわけです。
 
東岸和田に帰りつき、帰路につきました。みなさんも、寄り道をしてみてください。何か面白いモノを見つけられるかも知れませんけど?無駄足になるかも知れませんけど?
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Last updated: 2004/7/27

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